タンク猫の雑記

日々の思ったことを書いていきます。

高速PCR検査装置開発!

 機械メーカーの渋谷工業は7日、鹿児島大大学院の隅田泰生教授が代表を務めるベンチャー企業「スディックバイオテック」社と共同で、新型コロナウイルスとインフルエンザA型、B型を短時間で同時に検査できるPCR検査装置を開発すると発表した。隅田教授によると、唾液で両感染症を高速で検査できるのは世界初だという。 
 「MuhSER」(仮称)と名付けられた検査装置は唾液内の各ウイルスの遺伝子を増幅し、三つの異なる波長を持った光を照射し、蛍光の度合いを測定することで感染の有無を判定。装置は同時に8検体の検査ができ、前処理を含めて1検体当たり18分で検査結果が出る。
 渋谷工業は開発を終え次第、厚生労働省に一般医療機器として届け出申請をして、年内に販売を始める方針。同社によると価格は未定だが、同業他社より低価格としたい考えで、2020年度内に数百台の販売を見込んでいる。

 

記事を見てまず思ったのは、世界初の高速PCR検査装置が完成した!のかと勘違いしました。

 

 

これから開発しますってことでした。

 

以前大阪のベンチャーだったかが、コロナワクチンを開発しますって言っていたのを思い起こしますがそのあとどうなっているのか、進捗状況が知りたいですね。

 

こういった「開発します」という「やりますよ」という記事はどういう意味を持つのか。

 

  • 記事を読んだ人からの出資を期待する
  • 株価操作
  • 開発者へのプレッシャー

 

【記事を読んだ人からの新たな出資】

 一般人が新聞などのメディアからでしか知ることがないような情報は、多くの企業や投資家にとってもある意味同じかもしれない。一般人よりも情報網を持っているとしても、世の中のすべての情報にアクセスできるものではない。

 当然一日24時間という決まった時間で収集できる情報量は決まっており(一般人が収集できる量をはるかに凌駕するだろうが)、またそれを分析する時間も限られる。

 出資を受けたい側からも出資したい側からしても、メディアに情報を出すメリットは大きいと思われる。

 

【株価操作】

 「うがい薬」の会社の株価が大きく動いたことがありました。その当時も株価操作に関しての疑いが出たことがありました。「情報」によって、上場企業であれば株価は上下に振れますし、事前にその「情報」を知っていればそれなりの利益を狙うことも可能になります。(実際に利益を為の行為をするかどうかは別ですが。)

 

 ベンチャー側からみても、「情報」のおかげで知名度は上がります。株価は上場しているわけではないので市場での影響はないでしょうが、将来的に上場しようとしたときに有利になるのでしょうか。または未公開株として売る場合に高値で売ることが可能となるのでしょうか。

 

 

【開発者へのプレッシャー】

 大阪のベンチャーが新型コロナのワクチンを開発しますという話が出たとき、知事が治験の終了時期などを明言していましたが、情報を表に出すということはあらゆる方向からのプレッシャーが出てくるでしょう。

 治験の終了時期を明言するっていうのもどうかとは思いましたが。プレッシャーにより正しく治験が行われなかったりすると大問題です。第三者が口を出すことではないとは思います。

 

 

 記事の中に「価格は未定だが、同業他社より低価格にしたい考え」という一文がありました。ということは同業他社も同じような高速PCR検査装置の開発をしているということでしょうか。

 

 数社が競っている状態であれば、価格的にも高値安定ということも少なる可能性があるのではないでしょうか。また、同業他社に先を越されないよう開発に力が入ると思います。

 

 年内に販売開始する予定でメディアに情報を流したということは、まあできる可能性があり、早期受注につなげたいのでしょうね。

 

 

 インフルエンザと新型コロナの見分けが難しいといわれています。インフルエンザ検査キットとPCR検査装置を併用し、迅速にインフルとコロナの見極めができれば治療も速やかにいくでしょうから、PCR検査装置の早期実現に期待したいですね。

 

 

 そういえば、発熱したらかかりつけ医に電話してから病院に行くようになるみたいですが、たらいまわしにされそうな予感がしますね。

 

 保険所の負担は減るでしょうが、病院の負担は増えます。今までは保健所が病院を手配してくれていたのかな。その行為を患者自身がすることになるということでしょうか。熱出て辛いときに、電話で断られたら心が折れそうですね。

 

 新型コロナの影響で受診控えが起こり、病院の経営も厳しいところが多いようですが、医療関係者もコロナに罹りたくないから、病院によっては発熱者を断ることも当然出てくるでしょうね。

 

 

 断られた場合、電話せず受診ということも考えられます。その場合の対応も病院側はすることになるでしょう。

 

 

 

もし新型コロナなら急速に悪化する場合があると聞きます。どういう体制がすべての人にとって有効なのか難しいところですが、たらい回しだけは辞めてもらいたいですね。

 

【追記】

高速PCR検査装置は、1つのだ液抗体から新型コロナ、インフルエンA

型、B型の計3種類のウイルスを短時間で同時検出でき、これまで2時間程

度かかっていた検査時間を18分以内に短縮できる。